◎◎ PRK
フラップを作成せずに眼球にレーザーを当てて視力を回復する方法です。
レーザーで角膜上皮を取り除き、レーザーを照射します。
角膜を平らに削る従来のPRKと異なり、最近では球形に削るPRKが増えています。
角膜上皮の再生までの間、角膜表面を保護するため、コンタクトレンズを装用します。
コンタクトレンズは、角膜の上皮が再生してくるまで約1週間装着します。
◎◎ レーシック
レーシックは、従来のレーザー手術(PRK)に比べて術中・術後の痛みをほとんど伴いません。
手術時間は両眼で20分程度です。視力は早ければ術後当日中に、たいていは翌日から回復し、入院の必要もありません。安全でしかも早く視力を回復するのが特徴です。
レーシックは、マイクロケラトーム(フラップを作成するための眼科用のカンナ)を使用し、眼球が動かないようにしっかりと吸引圧をかけてフラップを作成します。
エキシマレーザーでフラップの内側の組織を削ることにより屈折力を変える方法です。
エキシマレーザーは、コンピュータープログラムによりレーザーを精密に制御するため、精度よく角膜を削ることができます。
エキシマレーザーはコンピューターで制御され、眼が動いた場合の誤射を防止するための追尾システムや自動停止システムなどいくつかの安全装置が内臓されています。
マイクロケラトームでは-10D(ディオプター)までしか治療できないため、最強度近視の治療はできません。
◎◎ウェーブフロントレーシック
角膜の僅かな凹凸や屈折力の変化を把握し、今までは解析できなかった細かな不正乱視までも矯正できるようになりました。
この解析データに応じてエキシマレーザー照射プログラムを変えてゆきます。
このことにより、個人々々のデータにあわせてオーダーメイドの治療ができるようになりました。
夜間にも光がにじむことなくクリアな見え方が期待できます。
しかし、マイクロケラトームでフラップを作る為、角膜が薄い人は治療ができません。
◎◎イントラウェーブフロントレーシック
ウェーブフロントとイントラレースを組み合わせた近視治療です。イントラレーザーでフラップを薄く作るので、角膜が薄い方や強度近視の方でも治療が可能です。
わずかな歪みも矯正できるので、よりクリアな見え方が得られます。眼鏡やコンタクトレンズでは矯正できない不正乱視を矯正することも可能です。角膜に物理的ダメージを一切加えないのでより安全な方法です。
◎◎ イントラレーシック
イントラレーシックはマイクロケラトームを使用せず、イントラレーザーを用いて精密で安全にフラップを作る次世代のレ−シックです。
コンピュータで制御するレーザーでフラップを作成するので、フラップの厚さを均一にでき、角膜を傷つけること無く、フラップ面 も滑らかにすることができ、正確にフラップを作成することが可能です。正確なフラップを作成することで、良好な結果を得ることができます。
イントラレーシックではフラップ作成時に角膜への物理侵襲が非常に少ない優れた方法なので、角膜への負担が非常に少なく、術後の回復もレーシックに比べて大変優れています。
従来のマイクロレラトームをしのぐ安全性が得られるほか、これまではフラップ作成が困難だった角膜が変形している方に対してもレーシック手術ができるようになりました。
しかし、フラップ作成や接着する時間がやや長いなどの欠点もあります。
◎◎ エピレーシック(EPI−LASIK)
エピレーシックは、角膜の一番外側の50〜60マイクロメートルの厚みしかない角膜上皮をエピケラトームを使用してフラップを作成する方法です。
このエピケラトームによって従来のレーシックに比べ非常に薄いフラップを作成できるようになりました。
これにより、フラップ作成後にたくさんの角膜を残すことができるようになりました。
フラップ作成時にアルコールを使用しないため、角膜組織へのアルコールによる影響がありません。さらに、上皮部分のみのフラップなので眼球の強度がレーシックと同等になります。
角膜の薄い方や強度近視、格闘技など激しいスポーツをしているなど特別な方々に適しています。
しかし、世界的にもまだ多くのデータがなく、どの程度優れたものなのかはこれから検討されてゆく技術です。
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